IEA:世界のエネルギー投資は2025年に過去最高の3.3兆ドルに達する見込み

国際エネルギー機関(IEA)は木曜日、地政学的緊張の高まりや経済の不確実性といった逆風にもかかわらず、世界のエネルギー投資は2025年に2%増加し、過去最高の3.3兆ドルに達すると発表しました。

IEAの報告書「世界エネルギー投資2025」によると、クリーンエネルギー技術は化石燃料の2倍の資金を引き付けると予想されています。

報告書は、「再生可能エネルギー、原子力、送電網、エネルギー貯蔵、低排出燃料、効率化、電化といったクリーンエネルギー技術への投資は、今年、過去最高の2.2兆ドルに達する見込みです。これは、排出量削減への取り組みだけでなく、産業政策の影響の高まり、エネルギー安全保障への懸念、そして電力ベースのソリューションのコスト競争力を反映しています」と述べています。

一方、石油、天然ガス、石炭への投資は11億ドルに達すると予想されています。今年、過去最高を記録すると予想されるクリーンエネルギー投資は、総投資額の3分の2を占めることになります。